冷電気を探して。

目の前にあるものが宇宙です。空だけじゃない。

自身について最近思うこと。

おひさしぶりです。「マグネティックカレント」最後がまだ出てなくてすみません。なかなかやる気が出なくて。

 

それはさておいて。

 

大学を中退して社会人になり、初めてのお仕事が電気工事士でした。現場のお仕事です。週6日勤務です。有給も取れません。

しんどくて、つい一昨日やめる決心ができました。ほんとはずっとやめたかったのに。

 

話も合わない、価値観も合わない、冗談もうまく返せない、性格も接し方も気の遣い方もあまり合っている気がしない、そんな人々と(自分の悩みや考え事興味関心さえをもひとりで解決、解消しながら)もうずっと長いこと付き合っていかなければならないかのようなそんな気がして、気が重くなって、いっそ死を以て逃亡を図ろうかとうっすら考えたりもしました。

自分の墓を掘ろうとしていました。

 

でも最近、先輩がアドバイスをくれました。

「続ければこの業界で食っていくことになるし食いはぐれることもないけど、それを望まないなら早く辞めたほうがいいぞ。おれもこの年で後悔することがある。」

すごく納得し、自分の辞めたいという気持ちを後ろめたく思っていたのが肯定的に見られるようになりました。それから先輩がそう言ってくれるならきっと今辞めたいと言っても認めてくれるだろうという安心感も感じました。

 

そうして、ではなんと言って社長に退職の話を切り出そうかとか、辞めたあとどんなことをしようかと考えていると、やりたいことがたくさん出てきて、久しぶりの明るい気持ちになって

「ああ、自分はこんなにもたくさんのことを諦めていたのか」と思いました。

 

中学を卒業して実家を出るときも、大学に受かって受験勉強から逃れられたときにも、大学のブッラクサークルから抜け出せたときにも、居候先から引っ越して一人部屋になったときにも、同じような開放感は今まで幾度となく味わってきたものでした。既視感、というやつ?

 

そして気づきました、おれはいつも自分の望みとか気持ちとか見失いがちで、いつの間にか墓穴を掘ってるんだな、そのたびに自分自身を掘り起こして助けるのがおれの人生なんだろうか。

少なくとも今まではそうでした。多分これからもそう。

 

もっと自由を求めていいんだぞと自分に言い聞かせて。

乗り越えていきたいね。おつかれ。